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フレックス制度とは?(後編)~事例とメリット・デメリット~
こんにちは!
人事の吉野です。
さて、本日は前回の記事の後編です!
前回は様々な勤務形態あること、そのなかでも
フレックス制度についてご紹介いたしました。
本日は、フルフレックス制を利用した私の実例と、
この制度を通して私が実感したメリット・デメリット
についてお話したいと思います。
●フルフレックス制を活用した過ごし方の例メディアハウスでは、コアタイムのない
「フルフレックス制度」を取り入れているとご説明しました。
まずは、実際に私がこの制度を活用した際のスケジュールを
実例としてご紹介いたします。
毎日始業・終業時間がバラバラになっても生活リズムが
調わないため、基本的には10時始業、19時終業という
スケジュールで勤務しているのですが、日によっては
始業時間や終業時間を調整しています!
【例1】前日に残業をしたときに調整する
広告のお仕事では、〆切というものが存在します。
そのため、繁忙期にいくつも〆切が重なったときには
残業をすることもあります。
例えば、1時間残業をしてしまったら、可能な場合は
次の日は1時間遅く出社をするか、1時間早く終業するなど
して月の勤務時間を調整するようにしていました。
前回も説明した通り、月単位で定められている総労働時間
を満たせばよいためです。
逆に、〆切より早く制作が終わったときは早く帰るようにし、
入稿前の忙しい時期に備えることもありました。
メリハリをつけて、より生産性を高めるためです。
【例2】平日にしか行けない役所や病院などに行く
銀行や役所の手続き、病院などに行かなくてはいけなくても、
これらの営業時間は平日のちょうど勤務時間にあたることが
とても多くて困ってしまいますよね…。
そんな時にも、フルフレックス制を活用しています!
例えば、定期検診で平日の午前中しか病院の受付がない
ときなどは、午前中に検診を済ませて午後から出社する、
というようにスケジュールを調整しています。
午前休を取った分は、終業時間を遅く設定して
総労働時間を補えるように調整するなどします。
●フレックス制のメリットここからは、私が感じたフレックス制のメリットを紹介します!
【1】仕事とプライベートの両立がしやすい
もちろん、仕事のスケジュールの調整が最優先ですが、
閑散時期や繁忙時期を上手く調整することで、
よりプライベートの時間との両立が可能になります。
「やる時はやる、休めるときは休む」というように
仕事にメリハリをつけることができるので、
生産性も上がっているのではないかと感じています。
【2】スケジュール管理が上手になる
こちらは以前もお伝えしたことがあるのですが、
時間が自由に調整できる=上手にコントロールしなくてはならない
ということになってきます。
お客様とのアポイントや社内でのミーティングを
見据えてスケジュールを管理することがとても大切なので、
自然と先を見越したスケジューリングができるようになりました。
そのための社外・社内コミュニケーション力も磨けます!
●フルフレックス制のデメリットもちろん、メリットばかりのフルフレックス制ではありません。
一見自由で魅力的なフレックス制の欠点も理解しておきましょう!
【1】全員が自由になりすぎると時間が合わない
始業・終業時間が自由になりすぎてしまうと、
社内での会議に全員が揃わなかったり、先輩に質問したい
ことがあっても出社していないので聞くことができない、
というように弊害が生じることもあります。
だからこそ、業務の効率化を図るためには
社内でフレックス制の本質を浸透させる必要があります。
フレックス制は、【自分軸】が強すぎると、
制度そのものの崩壊を招きかねないということですね。
【2】スケジュール管理が苦手な人にとっては大変?
定時制と異なり、自分ですべてのスケジュールを管理しなくては
いけないフレックス制は、スケジューリングが苦手な人にとっては
もしかしたら苦痛になるかもしれません。
前述の通り、自分の業務スケジュールを効率的かつ
生産性が上がるように調整することができないと
自分の首をしめることに繋がってしまう恐れがあります。
決められたスケジュールの中で最高のパフォーマンスがしたい!
という方にとっては、フレックス制のメリットは少ないかもしれませんね。
●制度にとらわれず、自分に合った勤務形態を探そう!簡単ではありましたが、2週に渡ってフレックス制に関して
ご紹介させていただきました!
一見「自由に時間調整ができる」という面では魅力的に
感じるフレックス制ですが、もちろん人によっては
「合う」「合わない」がでてくるはずです。
本当にその勤務形態で自分のパフォーマンスが発揮できるのか?
ということを自己分析しながらしっかり確認して、
企業選びの材料の1つとして就活に臨んでください。
そして、企業研究の際は人事や社員にたくさん質問をしましょう!
また、勤務形態は企業によって仕組みや制度が異なる場合が
あるので、必ず人事に詳細を聞くようにしましょう。
勤務形態以外にも確認すべきポイントはたくさんありますので、
一つずつ丁寧に分析してみてください。
今後も就活アドバイスを発信予定です。
次回の更新をお楽しみに!